森次医院では海外赴任、出張、留学、ボランティア、観光旅行など、海外渡航の予防接種や健康相談などを専門に行い、往診にも対応しています。

お問い合せ
HOME
渡航先の健康情報
東アジア
東南アジア地域
南アジア地域
中近東
北部アフリカ地域
東部アフリカ地域
中部アフリカ地域
西部アフリカ地域
南部アフリカ地域
西欧
東欧
北米
中米
カリブ海地域
南米熱帯地域
南米温帯地域
オセアニア島峡地域
豪州・ニュージーランド
予防接種の受け方
ワクチン情報
感染症の予防対策
感染症情報
診療案内

お問い合せはこちら
渡航先の健康情報

西欧の感染症と予防接種

1.対象国、地域
 

アンドラ諸島、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ジプラルタル、アイスランド、アイルランド、イタリー、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、マルタ、モナコ、ネーデルランド、ノルウエー、ポルトガル(マディラ諸島、アゾレス諸島)、サンマリノ、スペイン、グリーンランド、スエーデン、スイス、
連合王国(UK)

 
2.予防接種が有効な感染症の状況
 

南ドイツ、オーストリアなどの森林地帯はダニ媒介性脳炎のリスク地です。
デンマーク、ドイツ、ネーデルランド、スペインなどは狂犬病のリスク地です。
輸入A型肝炎が増加していますが旅行者にはリスクはありません。
ポリオのリスクはありませんが、国により麻疹のリスクがあります。
日本脳炎は存在していません。。

 
3.お勧めの予防接種
 

破傷風

短期旅行者を含む全旅行者

B型肝炎

長期滞在予定者 (医療関係者は短期でも推奨)

狂犬病

デンマーク、ドイツ、ネーデルランド、スペインなどの長期滞在者

髄膜炎

単価製剤(MenC)、四価(A/C/Y/W125)製剤などの定期接種が行われているが、一般旅行者は必要なし

麻疹、風疹、水痘おたふくかぜ

予防接種を受けていないか1回だけ受けた人、
特に20歳未満の発病歴が無い人
(日本からの持ち出しを防ぐため)

インフルエンザ

60歳以上 (毎年受けていれば必要なし)

肺炎球菌(23価)

65歳以上

 
4.同伴されるお子様の予防接種(接種時期、回数)
 

外国では日本の定期予防接種だけでは不十分な場合があります。必要な予防接種の種類と回数は旅行期間などにより違います。下表に示した予防接種の種類、接種時期、回数などを参考にしてお選びください。

 

BCG

0−6月 (1回)

経口ポリオ(OPV)

3−8月、9−14月
就学予定者は3回目が必要
この地域は不活化製剤(IPV)

 ジフテリア・破傷風・
 百日咳混合(DTaP)

3−5月、4ー7月、5−8月、17−26月、4−6歳
この地域の製剤はDTaP
(実際はDTaPにHib、IPVなどを加えた製品)

ジフテリア・破傷風混合(DT)

11‐12歳 (1回) 
以後は5−10年毎に破傷風トキソイドを追加
この地域の製剤はTd又はTdap

麻疹・風疹混合(MR)

12−14月、4−19歳
この地域の製剤は「おたふくかぜ」入りのMMR
最近、水痘を加えた新製剤(MMRV)が登場

おたふくかぜ(Mumps)

12−24月、4−19歳

水痘(Varicella)

12−24月、4−19歳

Hib

2月以上 (3回)

インフルエンザ

毎年2回 (13歳以上は1回でも良い)

B型肝炎

3月以上 (3回)

狂犬病

年齢規定なし

肺炎球菌(7価)

2月、4月、6月、12‐15月
未接種者と回数不足者は2-5歳時に1回
6歳以上は必要なし

ロタウイルス

生後6‐24週齢から2回接種する製剤
生後2月、4月、6月の3回接種製剤の2種類
8月齢以上は必要なし

髄膜炎

四価(A/C/Y/W135)多糖体製剤と結合製剤は2歳以上
単価結合製剤(MenC)は2月齢以上

 
5.マラリア
 

マラリアのリスクはありません。

 
6.ワクチンにより予防できない感染症
 

経口感染症

この地域では経口感染性疾患のリスクはありませんが、旅行者下痢症を避けるためには、ストレスを避け、飲み水に注意し、大食を避けるなどの注意が必要です。。

昆虫媒介感染症

マダニが媒介するダニ媒介性脳炎とライム病ガあります。

動物からの感染症

コウモリニ咬まれた場合には狂犬病の危険があるので直ぐ病院で手当てを受けてください。

性感染症、輸血・
薬物乱用感染症

B型肝炎、HIV/AIDS、クラミジア、淋病、梅毒、ヘルペス、ヒトパピローマウイルス感染症などが特に多いわけではありませんが、それなりの注意は必要です。
空気・飛沫感染症 ほとんどリスクはありません。

経皮感染症

ほとんどリスクはありません。
 
7.世界保健機関(WHO)のアウトブレーク情報(抜粋)
 
2008年にネーデルランドで輸入マールブルグ出血熱(1例)が発生
ウガンダで洞窟探検中にフルーツコウモリと接触
2006年にドイツで輸入ラッサ熱(1例)が発生
2004年にモロッコから密入国したイヌが狂犬病で死亡 (ヒトの感染なかった。)
2003年にフランスでレジオネラ症が発生 (発病:29人、死亡:2人)
2003年に連合王国で輸入ラッサ熱が発生 (1976年以来6人)
2001年にスペインでレジオネラ症が発生 (発病:751人、死亡:2人)
2001年にベルギーで輸入黄熱が発生 (死亡:1人、予防接種を受けていなかった。)
2000年にフランスで輸入レプトスピラ症
(マレーシアでのEco−race参加者)が発生した。
2000年にフランスでリステリア症が発生 (発病:26人、死亡:7人)